エンゼルスが主力選手放出！目的は？

エンゼルスが主力選手放出！

メジャーリーグで大谷翔平が所属するエンゼルスが、複数の主力選手を放出する方針であることがわかった。米スポーツ専門局ＥＳＰＮなどが30日（現地時間29日）、報じた。エンゼルスは28日現在、ア・リーグ西地区で首位と12.5ゲーム差の4位で、プレーオフ進出圏内まで11.5ゲーム差と低迷。放出はチームの総年俸の削減が狙いとみられている。

誰が放出される？大谷翔平は？

米紙ＵＳＡトゥデーによると、放出する方針となったのは、ジオリト、ロペス、ムーア、レオンの4投手とレンフロー、グリチックの両外野手。ウェーバーにかけられ、獲得する球団があれば移籍となる。

今季は諦めた？

エンゼルスは8月、7勝18敗と低迷。それに加え、10勝を上げている大谷翔平が右ひじ靭帯損傷で今季登板できなくなった。さらに、左手骨折の主砲トラウトも復帰直後再び負傷者リストに入るなど、今季浮上できる要素は無い。今季の上位浮上は事実上、断念した形だ。
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主力選手放出の目的は？

全６選手が他球団に獲得された場合、エンゼルスはおよそ計７００万ドル（約１０億円）を削減できるとし、さらにぜいたく税の支払いを避けられる見込みという。

ぜいたく税とは？

総年俸が規定額を超えた場合に科されるのが「ぜいたく税」だ。チームの財政状態により戦力に差が出るのを防ぐため、2003年から導入されたルールだ。昨年2022年に支払いの対象となったチームは6球団で、支払総額は7800万ドル（約105億円）に上った。その時の総年俸トップはメッツで2億9980万ドル。2022年の基準額である2億3000万ドルを約7000万ドル超えた。